私たちの最大のお取引先はJA(農協)です。JAには、種苗・肥料・農薬などの農業資材を仕入れて生産者に販売する部署、作物の技術指導や営農相談を行う部署、農産物の販売対策を行う部署などがあり、それぞれの部署に応じた提案活動を行っています。農業資材であれば、コストメリットの高い資材やタイムリーな資材の提案が求められます。また技術指導の担当者に対しては、私たちがメーカーや生産者と連携して新しい薬剤や種苗の試験を行い、生産者の評価や意見とともに商品情報を提供し、商品の採用・発注へとつなげていきます。
JAからの紹介や直接生産者の方から困っていることをお聞きし、ご相談に乗ることが提案型営業の第一歩になります。「冬野菜のブロッコリーを夏にも収穫できないか?」という声に対して、気候に合った病気の出にくい品種を選び、試験栽培を提案したことがあります。1年目では結果が出ず、改善案を検討した結果、2年目に蒔く時期を早めたところ大成功。新品種の導入には時間がかかりますが、生産者の方に喜ばれ、その品種が広まっていくことでJAからの信頼も高まり、それが一大産地化へとつながる。そこにこの仕事の一番の醍醐味を感じます。
農業資材に関してあらゆる商品を扱っていますが、競合他社もあり、商品だけでは差別化は図れません。そこで問われるのが独自の情報力と提案力です。試験栽培で得たデータや生産者の生の声をはじめ、東京や大阪の市場で人気のある品種、他県産地での新たな取り組み、大手の薬剤・種苗メーカーからの最新情報など、収集した情報を問題解決に結びつけていく提案が大事です。それが専門商社としての存在価値であり、「ランドサイエンスに頼めば安心だ」と言っていただくことが私たちのやりがいでもあるのです。
