●ソリューション事例
作業が重なる春先の時期、
消毒薬の工夫で忙しさを軽減
鳥取県は白ネギの一大産地。品種改良や栽培技術が進み、周年栽培が行われています。そのため、定植、播種、収穫、消毒などの作業が重なる春先には、ネギ農家様は多忙を極めることから、この時期の作業をいかに軽減するかという問題に直面していました。
- ●手が回らないほど多忙な春先の作業を減らしたい
- ●春先に重なる作業のうち、消毒作業の軽減を目指す
- ●水で希釈するタイプの農薬は散布に手間がかかる
- ●秋の散布で春先まで効果が続く、長期残効のある農薬を提案
- ●農薬試験を行い、使用する最適なタイミングを見つける
- ●散布が楽に行える粒状の農薬を採用する
●長期残効のある農薬で試験散布を提案
収穫時期の異なる品種を何種類か栽培する農家様が多いことから、特に春先は定植、播種、収穫、消毒などの作業が重なり、大変忙しい思いをされています。「手が回らなくて困っている」という農家様の声をお聞きしたランドサイエンスが解決策として考えたのは、長期残効のある農薬を使うことで、春先の忙しい時期の消毒作業を軽減するというもの。農薬メーカーと相談して品種や気候に合った農薬をピックアップし、農薬試験を営農指導員にご提案しました。試験のやり方は、処理・無処理区を設定し、10月に農薬を散布。定期的に試験圃場を巡回して病斑の数を数え、毎月の結果をデータにまとめて評価を行うという流れです。時間も手間もかかる地道な作業ですが、それによって使用する最適のタイミングがわかるので、効果を出すためには欠かせない行程です。
●春先の防除回数が減り、作業軽減へ
試験にご協力いただいた農家様からは、秋に一度の散布で春先まで効果が続き、春先の防除の回数が減ったという声や、今までは水で希釈して散布していた農薬を粒剤のものにしたことで、散布が楽になったという評価をいただくことができました。この提案により、春先の作業が少しでも軽減されたのであれば、こんなに嬉しいことはありません。これからもコンサルティングセールスに徹して、農家様の利益や作業軽減に役立つ存在であり続けることが、私たちランドサイエンスの使命です。