●ソリューション事例
今まで無かった直播用肥料を作り、
収量アップへ試験を提案
岩美町で直播水稲を中心に約20ha栽培されている農事組合法人様では、前年、除草剤の効きが悪く、また、その年は気温が高かったこともあって、想定していた収量を上げることができず、大変苦労をされているという状況にありました。
- ●法人化2年目で除草剤や直播栽培の知識・経験が少ない
- ●直播用に特化した肥料が無い
- ●ランドサイエンスとの取組は初めてで心配されていた
- ●除草剤の適正な使い方、直播栽培の方法などの情報を提供
- ●直播が得意なメーカーに直播用肥料をオーダーメイド
- ●メーカーとの同行訪問で信頼関係を構築
●直播用の肥料を作り、除草剤と肥料の試験提案へ
岩美町の農事組合法人様は、法人化されてまだ2年目。直播水稲を中心に米づくりをスタートした2015年は、想定していた収量を上げることができなかったのですが、その原因は、除草剤の効きが悪くヒエが多く残ったこと、さらに気温の高さから稲が肥料切れを起こしたことにありました。そこで、ランドサイエンスでは、メーカーと同行を行い、除草剤と肥料の試験を提案。また、除草剤の適正な使い方、直播栽培の方法などの情報提供を行いました。肥料については、今まで直播用の肥料が無かったため、メーカーに直播用肥料をオーダーメイド。メーカーへの働きかけや同行訪問、情報提供を定期的に行う努力を続けて、最終的には試験栽培をお引き受けいただけることになりました。
●嘘のようにヒエが無くなり、肥料も効果が持続
試験栽培の結果、除草剤、肥料ともに良い効果が出ました。除草剤については、前年が嘘のようにヒエが無くなり、労働時間が少なくて済んだと嬉しいお言葉をいただきました。定期訪問で適期散布を行うことができたことも、効果アップにつながったと思います。肥料については、前年よりも効果が持続し、2016年は前年以上の収量が見込めるところまできています。今では、農事組合法人様といろいろな話ができるまでの関係になることができましたが、最初は農家様との信頼関係がなく色々と心配されており、試験提案も苦い顔をされていました。しかし、メーカーとの同行訪問や情報提供を行ううちに、だんだんと関係が良好になり、試験を快く受けていただくことができたのです。